「 ねぇ・・ あなたは、どうして天の国に行きたいの・・? 」
って、プイプイちゃん♪は、包帯だらけの猫に聞いた。
「 オレを、こんな姿にしやがった奴を 殴りに行くのさっ!! 」
プイプイちゃん♪は、ちょっとびっくりしたけど・・・
その猫の思いつめてる姿を見て、応援したくなった。
「 じゃあ、見つからないようにプイプイの服の中に隠れて! 」
って、プイプイちゃん♪は言うと・・・
包帯だらけの猫を赤い服の背中に入れた。
「 あなたも 来るのよぉ~~ ♪ 」
そして、プイプイちゃんは、ムラサキ天使の 天天♪に言った。
「 オッ オイラもかっ?? 」
「 見つかったら・・ オイラ・・ すごい罰をうけるんだぞっ! 」
天天♪は、ものすごく嫌がった!!!
「 あなた、透明になれるんでしょ・・♪ 」
って、プイプイちゃんは言った。
「 オマエっ!! どうして、それを知ってるっ!! 」
天天♪は、びっくりして言った。
天天♪が最初に現れたときに、プイプイちゃん♪は
それを見ていた。
「 ちっ! しょうがないなっ・・・
実は、オイラも一度、天の国の中へ行ってみたかったんだがやっ! 」
そうゆうと、天天♪は、姿を消して・・・
プイプイちゃんとともに、再び あのナマズの門番がいる所に行った。
「 おいこらぁっ!! ナマズヒゲっ!! 」
いきなり プイプイちゃん♪は、門番に向かって言った。
( ひえぇぇぇぇえええええ~~~!! ) 透明になってる 天天♪は、プイプイちゃん♪の後ろで
声を出さずに 驚いた。
「 おまえ~~! こいつが、天の国から脱走しておったぞっ!! 」
って、プイプイちゃん♪は偉そうな態度で、
天の国の ナマズの門番に、ロクじい♪の首を掴んで差し出しながら・・
怒って言った。
「 もっ! 申し訳ありませんっ!! アカ天使殿~~~っ! 」
さっきまで、いばってた ナマズの門番は、
ひれ伏しながら・・・・ そう言った。
「 もういいっ!! 私が中に届けるから 門をあけなさいっ!! 」
って、プイプイちゃん♪は、すっかり アカ天使になりきって
門番に命令した!!
「 ははっ! おおせの通りにっ!! 」
って、言いながら、門番は 天の国の門を開けたっ!
プイプイちゃん♪たちは、まんまと天の国の中へ入っていった。
「 どう? どう?? 簡単に入れちゃったぁ~っ♪ 」
って、プイプイちゃん♪は、嬉しそうに言った。
「 オマエ・・ ムチャクチャ度胸があるがやっ! 」 透明になってる天天♪が、プイプイちゃんの耳元で小さくつぶやいた。
「 おい~~~~っ! 結局、わしも中に入ってまったじゃねぇか~! 」
って、魔法使いの ロクじい♪が、プイプイちゃん♪を見ながら
うらめしそうに言った。
「 いいじゃんっ! ロクじい♪ 死んでるんだし・・・ 」
「 ええいっ! それを言うなってっ!!
わしは、まだ気持ち的には、生きとるんだでなぁ~~! 」
「 でもよ~~ ここの住人、死んでるんだろ~~??
ゾンビみたいのが出てきたら、わし・・・ ショック死 するかもなぁ~~ ? 」
って、ロクじい♪は あたりをキョロキョロ見ながら言った。
「 だから! 大丈夫だって~~♪ ロクじい♪ もう死んでるんだってっ! 」
プイプイちゃん♪たちは、天の国の中を てくてく歩いていくと・・・
向こうから、誰かがやってきたっ!
「 ぽっぽっぽっっぽ~~~~~~んっ! 」 「 ぽっぽっぽっっぽ~~~~~~んっ! 」
「 ぽっぽっぽっっぽ~~~~~~んっ! 」 
やってきたのは・・・
懐中時計を見ながら、独り言をつぶやいている紳士だった。
「 あれっ? あの人・・・ 足がない?? 」
「 やっぱり!!! 幽霊じゃぁぁぁああああっ!! 」
ロクじい♪は、プイプイちゃんの胸に飛びついた。
テーマ : 不思議な不思議な物語り・・
ジャンル : 謎