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2010/02
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不思議な チャパちゃん♪②
 


【 ゴシゴシ チャパちゃん♪ 】


しず♪は、湯船に入って・・・ チャパちゃんを 泳がせた。

「  ちゃぱっ!!! ちゃぱっ!ちゃぱーーーっ! 」

どうやら、チャパちゃんは泳げないみたい。

チャパちゃんは、おぼれそうになりながら・・・
しず♪の方にバチャバチャと手を動かしてしずの胸にしがみついた。

「  ふぅぅ~~~! 」

チャパちゃんは、顔についたお湯を手で拭きながら ホッとしている。

必死で しがみついてるチャパちゃんが かわいい~♪


しず♪が、湯船から出て 体を洗ってると・・・
チャパちゃんも しず♪のまねをして洗い出した。



チャパちゃん♪



「 チャパちゃんっ♪ 気持ちよさそ~~ね♪ 」

~~~♪♪~~♪~~♪

チャパちゃんは、鼻歌を歌いながら・・・体をゴシゴシ洗ってる♪


「  チャパちゃん・・・ 綺麗になったね♪ 」

どうやら、チャパちゃんは 久しぶりのお風呂だったみたい・・♪


それにしても、このチャパちゃん・・・ どこから来たんだろう?

もしかしたら、あの老人が くれたのかな?
正体は不明だけど・・・ なにか憎めない チャパちゃん。


しず♪は、泡だらけになったチャパちゃんの頭の上からお湯をかけてあげた。


「  ちゃぱっ!! 」

パッ!


「  えっ?  」

お湯をかけたら、チャパちゃんが消えちゃった!!


「  うそっ! どこいっちゃったの!! 」

流れていく泡の中を調べても いない。


しず♪は、立ち上がって お風呂場を探し回った。








【 チャパちゃん、見つけた! 】


「  チャパちゃん・・・・ どこ行っちゃったのかな?? 」

しず♪は、お風呂場を 探しまくったけど・・ チャパちゃんの姿は、どこにもなかった。


「  ほんとに、夢だったのかしら・・・? 」

「  しず・・ 疲れてんのかなぁ~~?? 」

って、ちょっと ガッカリしながら・・・  しず♪は、お風呂から出た。


「  あっ! やっぱり夢じゃなかったっ!! 」

だって、ベットの上に チャパちゃんの服が脱いであったから。

しずは、汚れているチャパちゃんの服を洗濯機に入れて・・・
ついでに、しず♪の下着も洗濯した。

洗濯をしている最中も、 チャパちゃんを家中探し回った。


「  チャパちゃん・・・  消えちゃったのかな? 」

しず♪は、ベットに入り・・・ 電気を消して寝ようとした。


ガサ・・・


ガサガサガサ・・・


「   ん・・・ ? 」


真っ暗になった部屋の隅で音がして しず♪は、びっくりして照明のスイッチをつけた。


パッ!!



チャパちゃん♪



なんと!! ベットの横のローボードの上に置いてある
ティッシュBOXの上に チャパちゃんがいた!!


「  ちゃ・・・ ぱ・・  」

チャパちゃんは、急に明るくなったので 驚いて、こっちを見た。

どうやら、服がなかったから ティッシュを体に まとおうとしてたみたい。


「  チャパちゃんっ!!! 」

しず♪は、チャパちゃんを捕まえて・・・・
なぜか、出てくる涙をぬぐいながら チャパちゃんを抱きしめた。


「  ちゃぱぁぁぁ^^  」

チャパちゃんも、甘えたような声を出した。


 

テーマ : 不思議な不思議な物語り・・
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不思議な チャパちゃん♪③
 


【 はらぺこ チャパちゃん♪ 】


しず♪とチャパちゃんは、布団の中に潜るようにして一緒に寝た。

ぐ~~zzz  ぐ~~~zzzz

しず♪は、途中・・・ 
何度も、チャパちゃんがちゃんといるか確認をしながら・・・
灯りを消して、眠りについた。

ぐ~~~~

ぐ~~~~ きゅるるる~~~



「  きゅるる・・・? 」

しず♪は、変な音が聞こえてきたので・・・
真っ暗の部屋の灯りをつけた。




チャパちゃん♪




すると・・・・
チャパちゃんは、座って不思議そうに・・・お腹を見ていた。

ぐ~~~ きゅるるる~~~

「  チャパちゃん・・・  お腹空いてるの? 」

しず♪は、あたりを見回して・・・
ベットの横にかけてあったコートのポケットの中からガムを取り出して
チャパちゃんに あげた。

チャパちゃんは、板ガムを手にとって・・・首をかしげていたので、

「  こうやって、噛んで・・・♪  でも、飲んじゃダメだかんね・・  」

って、しず♪は、チャパちゃんに教えるようにガムを 噛んでみせた。

「  ちゃぱっ! 」

チャパちゃんも、理解したのか・・・
しず♪のまねをして、口でガムをくわえた。








【 プカプカ チャパちゃん♪ 】


チャパちゃん♪は、しず♪を見ながら
見よう見まねで、ガムを噛み始めた・・・・

「  ちゃぱっ♪ 」

チャパちゃんは、おいしそうな顔をして しず♪を見あげた。

「  おいしいの・・? 」

しず♪は、嬉しそうな顔をするチャパちゃんを見てほっとした。

「  ねぇねぇ・・ チャパちゃん♪ こんなの出来る~? 」

って、チャパちゃんの目の前でガムで風船を作った。

ぷううう~~~

「  ちゃちゃぱっ!! 」

チャパちゃんは、びっくりして、ベットから飛び降りた。

「  ふふっ♪  怖くないのYO~♪   びっくりした? 」

しず♪が風船をやめて・・・
ベットの下にいる チャパちゃんを手に乗せて
もう一度、ベットの上に戻した。

「  いい・・?  もっかいやるからね♪ 」

しず♪は、チャパちゃんをびっくりさせないように
ゆっくりと ガム風船を膨らませた。

「  ちゃ~^^♪ 」

チャパちゃんは、今度は逃げずにじ~~~っと見てた。

そして、チャパちゃんも・・・
口をモグモグしながら、風船をふくらました。

「  !!! 」

すると・・・ 
大きく膨らんだガム風船が プカプカ動き出して、

チャパちゃんは、宙に浮き上がった!




チャパちゃん♪



チャパちゃんは、目を丸くしながら・・手足をバタバタさせた!

「  チャパちゃん! すごいじゃん!! 」

「  空飛んでるYO~~♪ 」


そういえば、チャパちゃん・・・
初めて見た時は、背中に翼みたいなのがあったような・・
( けっして、描き忘れてた訳じゃないのYO・・笑)

プカプカと部屋の中を浮かんでいるチャパちゃんを見てたとき、
ふと、窓の外に目をやった しずは驚いた。

「  きゃああっ!!  誰っ?? 」


 

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不思議な チャパちゃん♪④



【 窓からの侵入者! 】


しず♪の部屋の窓から、何かがのぞいていた!
それは、窓ガラスをすり抜けて・・・ しず♪の部屋に入ってきた!!


「  見つけったど!! 」



チャパちゃん♪


ピンク色の猫のようだけど・・・

その猫は、ガム風船でプカプカ浮いてた チャパちゃんを
あっという間に、ひと口で丸呑みした!!!!


「  きゃあああああ~~  チャパちゃんっ!! 」

しず♪は、あっという間の出来事に助けてあげる事もできなかった!







【 窓からの侵入者! 】



「   プギャアア???  」

チャパちゃんを 丸呑みにした ピンク猫の体が みるみる 膨れ上がって・・・
風船みたいにまん丸なお腹になって 浮かび上がった。




チャパちゃん♪



「   プギャア・・・?  」


「  ちょっと~~ あなた!  プギャアじゃないわYOっ!! 」
「  チャパちゃんを 返してっ!! 」


って、しず♪は まん丸になった ピンク猫を捕まえようとした。

だけど・・・このピンク猫・・・
ボヨンボヨンって弾んで、なかなか捕まらない!!


「  いやぁ~~ん、 チャパちゃんがぁぁ~~! 」


しず♪は、泣きながら・・・
必死になって部屋の中でこの風船ピンク猫を追いかけた。



   

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Ren♪Shizuhara。。

Author:Ren♪Shizuhara。。
     ( サクラ色の天使♪)

不思議空想作家を夢みる絵描きの
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